バーや居酒屋を開業する際には、内装工事や仕入れだけでなく、複数の行政手続きをクリアしなければ営業を開始できません。特にアルコールをメインに提供するバー・居酒屋では「飲食店営業許可」「深夜酒類提供飲食店営業届出（深夜営業許可）」など、法律で定められた許可申請が必要になります。
本記事では、これから東京都江戸川区でバー・居酒屋経営を始めるオーナー様に向けて、必要な手続きと申請方法をマニュアル形式で詳しく解説します。
LINEからの問い合わせはこちら↑
江戸川区エリアの魅力
東京都江戸川区は、深夜酒類提供飲食店の開業を検討する方にとって、地域住民に根差した集客が期待できるエリアです。
小岩は江戸川区随一の繁華街として、居酒屋やバーが多く集まり、夜遅くまでにぎわいを見せています。平井は下町情緒のある飲食店街が広がり、常連客に愛される店づくりに適しています。葛西はファミリー層や若者が多く、駅周辺には飲食需要が高い環境が整っています。
江戸川区の夜は地元住民を中心に安定した需要が見込め、深夜営業でも堅実な集客が期待できるのが魅力です。
バー・居酒屋開業に必要な主な行政手続き一覧
- 飲食店営業許可（保健所）
- 深夜酒類提供飲食店営業届出（警察署）※深夜0時以降営業する場合
- 防火管理者選任・消防関連手続き（消防署）
- その他の届出（税務署・労基署・年金事務所など）
1. 飲食店営業許可（保健所）
手続きの概要
飲食物を提供するすべての店舗に必要な許可です。バーや居酒屋も例外ではなく、まず最初に保健所で「飲食店営業許可」を取得しなければ営業できません。
必要な要件
- 店舗の設備基準（手洗い場、換気、厨房区画など）を満たしていること
- 食品衛生責任者の資格を持つ人を設置していること
申請の流れ
- 保健所へ事前相談（図面を持参）
- 工事完了後、立入検査を受ける
- 問題がなければ営業許可証が交付される
費用：18,300円
許可申請先：江戸川保健所生活衛生課
住所：江戸川区東小岩3丁目23番3号
2. 深夜酒類提供飲食店営業届出（深夜営業許可）
深夜営業許可が必要なケース
- 深夜0時から翌朝6時までアルコールをメインに提供する場合。
※こちらのリンク先もご参照ください
手続きの流れ
- 店舗の図面作成（求積図・求積表・営業所周辺図など）
- 届出書類を管轄警察署の生活安全課へ提出
- 提出後10日経過で営業開始可能
代行費用の相場：7〜15万円程度（行政書士依頼の場合）
届出先の警察署一覧
小松川警察署
管轄：小松川1丁目～4丁目、平井1丁目～7丁目、東小松川1丁目～4丁目、西小松川町、松島1丁目～4丁目、松江1丁目～7丁目、中央1丁目～2丁目、中央3丁目（番地の一部を除く）、中央4丁目（番地の一部を除く）、西一之江1丁目～4丁目、大杉1丁目～4丁目、大杉5丁目（大杉5丁目の一部を除く）、東篠崎町、東篠崎1丁目～2丁目、下篠崎町、篠崎町2丁目～7丁目、篠崎町8丁目（号地の一部）、南篠崎1丁目～5丁目、谷河内1丁目～2丁目、新堀1丁目～2丁目、一之江1丁目～8丁目、春江町1丁目～4丁目、瑞江1丁目～4丁目、西瑞江3丁目～4丁目、江戸川1丁目～4丁目、東瑞江1丁目～3丁目
住所：〒132-0031 東京都江戸川区松島1丁目19番22号
葛西警察署
管轄：船堀1丁目～7丁目、一之江町、二之江町、春江町5丁目、西瑞江5丁目、江戸川5丁目～6丁目、西葛西1丁目～8丁目、北葛西1丁目～5丁目、中葛西1丁目～8丁目、南葛西1丁目～7丁目、東葛西1丁目～9丁目、宇喜田町、清新町1丁目～2丁目、臨海町1丁目～6丁目、堀江町
住所：〒134-0084 東京都江戸川区東葛西6丁目39番1号
小岩警察署
管轄：鹿骨、鹿骨町、篠崎町1丁目、篠崎町8丁目の一部（3番～7番、12番～15番）、篠崎町2丁目～7丁目（篠崎の一部は小松川管轄）、北小岩、北篠崎、上一色、上篠崎、東小岩、東松本、本一色、松本、南小岩、南葛西の一部、大杉5丁目の一部（30番・31番等）、その他江戸川区の一部地域（丁目・番地により管轄が細分化）
住所：〒133-0052 東京都江戸川区東小岩6丁目9番17号
3. 消防関連手続き（消防署）
バーや居酒屋は火を使うことが多いため、消防設備の設置と消防署への届出も必要です。
主な手続き
- 防火対象物使用開始届
- 防火管理者の選任届（収容人数30人以上の場合）
- 消防設備設置届（スプリンクラー、誘導灯など）
- 消防計画作成（変更）届出書
- 防火対象物工事等計画届出（内装工事を行う場合、工事着手の7日前までに提出）
書類提出先の消防署一覧
江戸川消防署
管轄：一之江1～8丁目、一之江町、宇喜田町、堀江町、江戸川1～4丁目、大杉1～4丁目、大杉5丁目（ただし30・31番は小岩消防署）、小松川1～4丁目、中央1～4丁目、新堀1～2丁目、西一之江1～4丁目、西小松川町、東小松川1～4丁目、東瑞江1～3丁目、瑞江1～4丁目、春江町1～4丁目、平井1～7丁目、松江1～7丁目、松島1～4丁目、谷河内1～2丁目
住所：東京都江戸川区中央2丁目9番13号
小岩消防署
管轄：大杉5丁目（30・31番を除く）、興宮町、上一色1～3丁目、上篠崎1～4丁目、北小岩1～8丁目、北篠崎1～2丁目、鹿骨1～6丁目、鹿骨町、篠崎町1～6丁目、篠崎町7丁目（1番は江戸川消防署）、篠崎町8丁目（1・2・8～11番は江戸川消防署）、下篠崎町、西小岩1～5丁目、西篠崎1～2丁目、東小岩1～6丁目、東篠崎1～2丁目、本一色1～3丁目、松本1～2丁目、南小岩1～8丁目、南篠崎町1～5丁目、東松本1～2丁目
住所：東京都江戸川区鹿骨2丁目42番11号
葛西消防署
管轄：一之江町、宇喜田町、堀江町、葛西1～8丁目、西葛西1～8丁目、中葛西1～8丁目、清新町1～2丁目、東葛西1～9丁目、船堀1～7丁目、南葛西1～7丁目、臨海町1～6丁目
住所：東京都江戸川区中葛西1丁目29番1号
4. その他の届出（税務署・社会保険関係）
- 開業届（個人事業主の場合）／法人設立届（法人の場合） → 税務署
- 青色申告承認申請書（節税メリットあり） → 税務署
- 労働保険・社会保険の手続き → 労基署・年金事務所
バー・居酒屋開業までの流れを整理すると？
- 店舗物件の契約
- 図面を準備し、保健所・消防署・警察署へ事前相談
- 内装工事＆設備設置
- 飲食店営業許可 → 消防検査 → 深夜酒類提供届出
- 税務署への開業届
- 営業開始
となります。「深夜営業許可」と「飲食店営業許可」は特に時間がかかるため、オープン予定日の2〜3か月前から準備を開始するのが理想的です。
行政書士に依頼するメリット
- 書類作成の手間を省ける
- 図面の不備による差し戻しを防げる
- 警察署や保健所への相談もスムーズ
特に「深夜酒類提供飲食店営業届出」は提出書類が多く、自力では数週間〜1か月かかることも珍しくありません。開業準備で忙しいオーナー様は、行政書士への依頼を強くおすすめします。
まとめ
バー・居酒屋を開業するためには、飲食店営業許可・消防手続き・深夜酒類提供届出といった行政手続きが不可欠です。どれか一つでも欠けると営業開始できないため、事前準備が非常に重要になります。
当事務所では、バーや居酒屋などの深夜営業許可申請を専門にサポートしています。「なるべく早く開業したい」「書類作成が不安」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
飲食店営業許可・深夜営業許可手続きはお任せください
・スピード納品 ご契約から２日以内に納品可能
・居酒屋・バーなどの深夜営業届出に必要な図面作成 ➡ ４０，０００円 ～
・事前調査から警察署へ届出までのフルサポート ➡ ７０，０００円 ～
※折り返しのご連絡は携帯電話（090-2222-2176）よりかけさせていただく事がございます。
LINEからの問い合わせはこちら↓
対応地域
【東京都】
千代田区、台東区、文京区、中央区、足立区、荒川区、板橋区、江戸川区、大田区、葛飾区、北区、江東区、品川区、渋谷区、新宿区、杉並区、墨田区、世田谷区、豊島区、中野区、練馬区、港区、目黒区、 昭島市、あきる野市、稲城市、青梅市、清瀬市、国立市、小金井市、国分寺市、小平市、狛江市、立川市、多摩市、調布市、西東京市、八王子市、羽村市、東久留米市、東村山市、東大和市、日野市、府中市、福生市、町田市、三鷹市、武蔵野市、武蔵村山市
【神奈川県】
横浜市(鶴見区・神奈川区・西区・中区・南区・港南区・保土ケ谷区・旭区・磯子区・金沢区・港北区・緑区・青葉区・都筑区・戸塚区・栄区・泉区・瀬谷区)、川崎市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、横須賀市、三浦市、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市
【千葉県】
千葉市（中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区）、市原市、市川市、船橋市、習志野市、八千代市、浦安市、松戸市、流山市、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市
【埼玉県】
さいたま市(西区・北区・大宮区・見沼区・中央区・桜区・浦和区・南区・緑区)、上尾市、朝霞市、川口市、越谷市、志木市、草加市、所沢市、戸田市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三郷市、八潮市、吉川市、和光市、蕨市
※上記以外の地域にて手続を希望される方も一度ご相談ください。